マレーシアの大学制度の紹介

*はじめに*

マレーシアの教育制度は昔イギリスの植民地であったことから、イギリスとよく似ています。その制度は日本とは多々、異なるところがあります。教育制度が複雑な一番の理由は、マレーシアが多民族国家であることです。マレーシアではマレー系、中国系、インド系マレーシア人の三民族が多数を占め、その他にも様々な民族が共存しています。そのため、多言語社会であるという特徴を持ち、初等教育はそれぞれマレー語、中国語、タミール語で行われています。中学校は基本的にはマレー語を使いますが、学校によっては話す言葉は異なる言語を使うところもあります。また、小学校から英語教育についてもよく言及されています。近年のデータによりますと、マレーシアで高等教育を受ける割合は9.6パーセントになっています。一つの大学の大きさは日本とほとんど変わりません。

*カリキュラムについて*

一般的なマレーシアの大学
● 3〜5年制度
● 一年二学期制
● 主専攻と副専攻を同時に勉強している学生が多い

マレーシアでは国立大学は University(ユニバーシティ)と云います。私立大学はなくそれに変わってCollege(カレッジ)があります。規模の大きな私立カレッジは"INTI" "SUNWAY"などがあります。

STPM試験などマレーシアの学生でも狭き門の国立大学(授業はマレー語・英語)に関しては説明を省き、外国人留学生を受け入れる私立カレッジ(授業は英語)についての説明を行います。

例えば、日本の高校を卒業した生徒がマレーシアの私立カレッジに留学するとなると、問題になるのは個人の英語力です。これはTOEFLの英語テストが一つの参考基準となります。一学期(4ヶ月)はTOEFL450点以上、二学期は550点以上、三学期は600点以上で入学が認められるので、マレーシアに来てからその基準に達する(実質TOEFLを取るのではなく、同等の能力で入学可能)まで、通 常は半年から一年間英語学校などで研修を行います。

マレーシアの私立カレッジへの仮の進学スケジュール
渡航語学専修学校で英語研修(半年〜1年)
カレッジ入学

高校卒業と同等の学力があれば私立カレッジ進学はできるのですが、日本の学生の場合
やはり英語 力の不足の為、研修を経てからでないと入学ができません。その入学の早いか遅いかは個 人の努力次第になります。これらのカレッジはアメリカ、イギリス、オーストラリア の多くの大学と提携しています。よくご理解いただきたいのは、この点です。カレッジは卒業 証明書を発行しません。それでは大学を卒業したことにはならないのでしょうか?いいえ、 そういうことではありません。両校どちらかに入学し、2〜3年、一般課程を勉強します。 その後の選択肢として、(1)海外の提携校へ編入する(2)マレーシアで修学を続けながらも提携校のプログラムを取る。

(1)、(2)のどちらを取るとしても、海外(アメリカ、イギリス、オーストラリア等)の大学の卒業資格を取得できるのです。 マレーシアで基礎を学び、その後、英語圏で勉強する、またはマレーシアで英語圏の大 学のコースを取る、それは個人の考え方次第での選択となります。

カレッジへの入学は学校によって入学時期が異なりますが、多くて年に3回、入学する ことができます。

*ツインニングプログラム(海外大学編入について)*

マレーシアで在学することの良いところは、生活費、物価の安さ、治安の良さ、暮らしやすさ(私の見解ですと、日本人にとっても暮らしやすい環境です。)、そして外国へその取得した単位 を持っていけるということです。つまり、日本からマレーシアへ留学し、さらにその大学3年生、または4年生には欧米諸国の大学へ編入も可能となります。(その際の進路指導はELCでもさせて頂きます。)この編入制度をツインニングプログラムと呼んでいます。ツインニングプログラムでのメリットは、マレーシアでの在学中は学費が日本や欧米諸国に比べ格段に安いので、学費の大きな節約になり、さらに3、または4年次から編入した場合は、欧米の大学の卒業資格を取得できることです。(一部のプログラムはマレーシアでの取得可能です。)日本の大学で4年間、またはアメリカやイギリス、オーストラリアなどで4年間いるよりも安く学習できる ―――このシステムは世界中で(特に中国、韓国からの留学生が急増)人気が高まり、近年のの在籍留学生は約7万人となりました。この好条件にかかわらず今まで日本留学生が少なかった理由は、宣伝がなされていなかったこと、また情報が浸透していなかったことなどで、留学生の数に伸びは見られませんでした。しかし今後は、高等教育のグローバル化に附随して、日本人留学生のアジア諸国、特にマレーシアへの留学生の数は増えることでしょう。

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